出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 湖北省 荊州市 沙市区 |
資料にある地域情報 | 沙市 |
慰安所があった時期 | 1944年頃 |
記載内容 | 常徳作戦で師団直轄の解散式を繁華街でと、104連隊の配属大隊が沙市で宴席を設けると、104連隊の慰安所からお酌として乙副官が昼間のうちに手配し、ビール、酒はもちろんご馳走は豊富と、特に大隊長が祝儀をはずむとのことで、すっかり惚れこんで二つ返事で承諾し、和子始め正子、梅子の3人の人気者が顔をめかし立て、一張羅の着物を装って、宴席に現れると、3ヵ月ぶりにおしろいの臭いと娘たちの着飾った姿を見た将校さんたちは、急に目を輝かせ、蝮の如くすぐ下品な話に落ちて行くのである。 |
証言者 | 田代常雄 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 栄第1645部隊通信中隊 |
資料タイトル | 戦場のしおり-老兵と若者に告ぐ- |
著者、公文書発信者など | 田代常雄 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1994.8.15 |
発行所 | 武蔵野書房 |
ページ | 69 |
出典備考 | |
備考 |
注:常徳作戦の解散式とあるから、1943年暮か、1944年初めのことであろうか。テキサス大学図書館公開の中国地図・宜昌(シリーズL500、1954~)に「沙市」がある。揚子江沿い、地図の右下「1-5」にある。現在の地図で同所は「荊州市沙市区」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・宜昌は次を参照のこと。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nh49-7.jpg |