出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 湖南省 岳陽市 |
資料にある地域情報 | 岳州 |
慰安所があった時期 | 1942年1月頃 |
記載内容 | その辺を漫然と歩いていると、ふと、「朝日新聞支局」と書いた土塀が目についた。人の気配がするので、何か情報でもと思って入って見ると、あまり風態のよくない女が2,3人居ただけで、どうも新聞社とは関係がないらしい。「ショコサン ハツカシクナイカ、イマ、ヘイタイサンノチカンタヨ」と来た。一寸、ドギモを抜かれた感じであったがそこはそれ将校の威信「恥づかしくなんかないさ」と答えた。中2階の方を指さすから、そちらへ上がって行くと小屋があってー、こゝで「美女ありき」となると、一寸小説めいて来るが、イカンながら、そこに居た女は、お世辞にも美女とは言いかねる中年の支那女であった。・・・よろしい、何事も経験であるー。と、まあそんな気持、別に雄心勃々と云う程のこともなかったのだが、そんな気持で意を決した。一発完了。この辺の描写。あまり詳しくなると、発禁のおそれがあるから・・・ |
証言者 | 佐々木一夫 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | 凡医従軍 |
著者、公文書発信者など | 佐々木一夫 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1963.1.30 |
発行所 | 凡医従軍出版協賛会 |
ページ | 111 |
出典備考 | 注:著者略歴に「昭和16年・・・11月1日応召」とある。110pに「内地出発以来、略々2ヶ月、武漢地区宿営当時から」とあるから、1942年頃の体験と思われる。 |
備考 | 著者略歴に「昭和16年・・・11月1日応召」とある。 |