出典種別 | 兵士の回想録等 |
---|---|
現在の地域情報 | 江西省 南昌市 |
資料にある地域情報 | 南昌 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 磯山という島には三営の機砲連(機関銃中隊)がいたが、この島は切り立った岩石の多い寂しい村であり、昔、日本兵のトーチカ陣地があった。薄汚れたトーチカの中へ入ると、その壁に多くの落書を見ることが出来た。そのあたりは、青森県出身の兵隊がいたらしく、青森県○○郡○○村○○軍曹といった彫り物が多かった。なお、我が団の駐とんしているこの 陽湖周辺は、ほとんど旧日本軍のトーチカや兵舎を利用しており、巡回して歩くと、必ず落書にぶつかった。兵舎の柱には小刀で丁寧に彫った落書があり、出身地や氏名のみのものもあったが、中には休暇の時、南昌へでも行ったのであろう、その折の慰安婦とのやり取りを克明に彫ったのもあり、しかも御丁寧に着色までしてあって、中国人兵士のてまえ、私は顔の赤らむ思いをした。 |
証言者 | 今村匡平 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | 赤い星の下で 解放軍々医留用八年の記録 |
著者、公文書発信者など | 今村匡平 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1967.6.1 |
発行所 | 信毎書籍出版部 |
ページ | 159-160 |
出典備考 | |
備考 |
テキサス大学図書館公開の中国地図・南昌(シリーズL500、1954~)に「南昌」がある。地図の左上「9-7」にある。現在の地図で同所は「南昌市」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・南昌は次を参照のこと。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nh50-14.jpg |