資料の詳細

出典種別	兵士の回想録等
現在の地域情報	江西省　南昌市　新建区　望城鎮
資料にある地域情報	望城崗
慰安所があった時期
記載内容	南昌の西方3里ほどの八房寄りに望城崗がある。・・・しばらくして酒保もでき、愛子というかわいいクーニャンがきた。横のわれた支那服がよく似合うクーニャンであった。しかし若いわれわれがそれでは満足しないと思って、当時の築嶋大隊長がわれら望城崗一族に植円方から大挙3名の慰安婦を派遣？　して下さった。望城崗にも花が咲いたときだ。ダイナというピーサンがいた。しかしいざ慰安所ができても、突撃はできないものである。すぐほかに知れるから不審番の目を盗み、夜襲を敢行した。だが、よいことは続かないもので、ちょうどそのとき突如米空軍が望城崗を銃撃した。みな突然なのでびっくりしたものだ。・・・ピーサンも驚いて部屋から飛び出し、逃げ回っていたのを思い出す。
証言者	北村耕一
証言者属性	日本軍兵士
部隊名
資料タイトル	軍旗中支を征く
著者、公文書発信者など	牛久保徳二他
公文書宛先
発行日	1971.5.1
発行所	私家版（大阪市天王寺区）
ページ	381
出典備考	北村耕一「望城崗の思い出」
備考	現在の地図の南昌市中心部の西方に「望城崗」がある。テキサス大学図書館公開の中国地図・南昌（シリーズＬ500、1954～）に「Wang-ch'eng-kang」がある。南昌の西方、地図の「8-7」にある。このWang-ch'eng-kangが「望城崗」であろう。現在の地図で同所は「南昌市新建区望城鎮」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・南昌は次を参照のこと。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nh50-14.jpg