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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報広東省 広州市
資料にある地域情報広東
慰安所があった時期1939年4月
記載内容すでに広東地域には多数の慰安所が設置されていた。民家の建物を接収して慰安所にしたものが多く、なかには、2階建ての「役所の建物」を慰安所にしているものもあった。「その慰安所には、3人ぐらいの朝鮮人のおやじさんがそれぞれ50人ぐらいの朝鮮人慰安婦を管理していましたよ。そこだけで、100人から150人の慰安婦がいたんじゃないですか。料金は兵隊は1時間2円ぐらいだったと思います。下士官は3円、将校は5円ぐらいだったか。とにかく階級が上になるほど料金も高くなるんです。私が覚えている慰安所は、べニア板にようなもので部屋を仕切ってあり、そこに1人ずつ慰安婦がいました。ほとんどが『朝鮮ピー』でしたね。ほかにも、『台湾クーニャン』や『広東ピー』の慰安所もありました。あるとき、馴染みになった慰安婦に、どうしてこんなところにきたのか聞いたんですよ。その『朝鮮ピー』は、准看護婦の募集があり、それに応募してきたのに慰安所に入れられたと言っていました。騙されたんですね。・・・「新町慰安所」「東山慰安所」「白雲慰安所」「河南慰安所」……まだまだたくさんありましたよ」
証言者小田清
証言者属性日本軍兵士
部隊名第18師団砲兵隊
資料タイトル従軍慰安婦と十五年戦争 ―ビルマ慰安所経営者の証言
著者、公文書発信者など西野留美子
公文書宛先
発行日1993.5.30
発行所明石書店
ページ55-57
出典備考
備考 テキサス大学図書館公開の中国地図・KUANG-CHOU(シリーズL500、1954~)に「広州」がある。地図の下中央「3-5」にある。現在の地図で同所は「広州市」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・KUANG-CHOUは次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nf49-4.jpg
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