出典種別 | その他 |
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現在の地域情報 | 広西チワン族自治区 桂林市 七星区 |
資料にある地域情報 | 穿山公園の一角にある穿山洞 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | いま市民の憩いの場になっている穿山公園の一角にある穿山洞での44年11月1日の出来事だ。日本軍が隣村から、30数名の女性を拉致して閉じこめたという。この近くには穿山漢民中学校(現・桂林市立職業教育中心学校)を接収した野戦倉庫があった。趙さんの父は、この中学校の総務部長をしていた。人望が厚く、被害者の家族ら村人たちから「(彼女たちを)命を賭けても救い出したい」と相談を受けた。しかし武器を持っていない者が正面から救出に向かっても、日本軍に皆殺しにされるだけだ。万一、日本兵に死傷者が出たら、報復として何をされるかわからない。そこで、見張りをしている兵隊が手薄になる夜間に、隙を狙って逃亡させることを提案した。作戦は首尾よく成功したので、女性たちの監禁陵辱は10日間で終わった。その後、日本軍からの報復もなかったという。 |
証言者 | 趙平 |
証言者属性 | 桂林市歴史研究所顧問 |
部隊名 | |
資料タイトル | 「慰安婦」強制連行 〔史料〕オランダ軍法会議資料×〔ルポ〕私は”日本鬼子”の子 |
著者、公文書発信者など | 梶村太一郎, 村岡崇光, 糟谷廣一郎 |
公文書宛先 | |
発行日 | 2008.6.6 |
発行所 | 金曜日 |
ページ | 263-264 |
出典備考 | 糟谷廣一郎「第2部 私は”日本鬼子”の子」 |
備考 |
穿山公園は桂林市の七星区にある。テキサス大学図書館公開の中国地図・KUEI-LIN(シリーズL500、1954~)に「桂林」がある。地図の「2-9」にある。現在の地図で同所は「桂林市」である。穿山公園は桂林市の七星区にあるので「桂林市七星区」でとった。テキサス大学図書館公開の中国地図・KUEI-LINは次を参照のこと。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-ng49-10.jpg |