出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 雲南省 保山市 龍陵県 平達郷 |
資料にある地域情報 | 平戞 |
慰安所があった時期 | 1944年か |
記載内容 | 香川上等兵が平戞の慰安所に行ったとき、台湾出身という慰安婦が、「私たちは女学校を出たあと、挺身隊や補助看護婦にするとだまされてここに連れてこられた」と涙ながらに話した。そういえば彼女たちのほとんどは20歳前後で、すこしもスレたところがなかった。純情な香川上等兵は、彼女たちの哀れな身の上にすっかり同情して遊ぶ気がなくなり、金を与えてそのまま帰った。もちろん再び慰安所を訪ねたことはなかったが、兵隊仲間の話で慰安婦たちの情報は耳に入っていた。 |
証言者 | 香川勝美 |
証言者属性 | 日本軍兵士・上等兵 |
部隊名 | |
資料タイトル | 生還者たちのビルマ 知られざる戦場の記録 |
著者、公文書発信者など | 大田毅 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1987.8.10 |
発行所 | 葦書房 |
ページ | 304 |
出典備考 | 注:太田の所属部隊は、西部第51部隊/野砲兵第56連隊留守部隊/244p「平戞守備隊配置図」の中に「慰安所」が記載されている。その位置は平戞街の直ぐ北である。 |
備考 | p244の「平戞守備隊配置図」に「慰安所」の記載あり。 |