出典種別 | 被害証言 |
---|---|
現在の地域情報 | ジャカルタ首都特別州 |
資料にある地域情報 | バタビア、トサリ通り |
慰安所があった時期 | 1943年頃 |
記載内容 | リアは13歳になったばかりだった。他の子たちはみな少し年上だった。彼女たちはまたもやトラックに乗せられて、日本軍の兵営らしいところへ連れていかれた。兵営はバタビアのトサリ通りに面していた。そこにはいくつかの兵舎があり、南方航空隊の将校と兵士たちが宿営していた。少女たちは各兵舎に8人ずつ分散させられ、日本軍兵士の世話を強制された。・・・ほどなくして、彼女たちがこの兵舎に連れてこられた主目的は家事でないことがわかった。ある日、リアは廊下を掃除していた。そこへ数名の兵士が現れた。彼らはなにやらニヤニヤ笑っていた。突然彼女はその男たちの2人につかまえられ、部屋へ連れていかれ、着ていたものをはぎとられた。びっくりした彼女は叫びわめいて、力の限り兵士たち相手に格闘した。なにもしないでくれと懇願したものの、むだだった。彼らは代わる代わる彼女を犯した。他の少女たちも同じ目に遭わされた。その日から、彼女たちは毎日何度も犯された。 |
証言者 | リア(仮名) |
証言者属性 | オランダ系被害者 |
部隊名 | |
資料タイトル | 折られた花 日本軍「慰安婦」とされたオランダ人女性たちの声 |
著者、公文書発信者など | マルゲリート・ハマー |
公文書宛先 | |
発行日 | 2013.11.15 |
発行所 | 新教出版社 |
ページ | 73-74 |
出典備考 | |
備考 | 現在のジャカルタ市の地図にトサリTosariを関する地名がある。ここであるかは不明。 |