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資料の詳細

出典種別 被害証言
現在の地域情報西ジャワ州 西バンドン県  チリリン村近辺
資料にある地域情報グヌンハル区チリリン町のオリソさんの家から250メートルのトキノの家
慰安所があった時期
記載内容オリソさんは、バンドンから南西に約45キロ離れたグヌンハル区チリリン町で土地のない農業労働者の子として生まれ育った。・・・オリソさんは15歳の時、茶農園で働き始めた。オランダ時代には東インド会社の所有であったモンタヤ農園であるが、日本軍政時代は日本人の経営となった。3日目のことである。大勢の雇われた人たちといっしょに茶摘みをしていると、オリソさんは、茶色っぽい緑色の軍服を着た日本人に手招きされた。なんの用事だろう?おそるおそるその日本人の側に行った。・・・そして、車に乗せられた。・・・連れていかれたのは、オリソさんの家から250メートルくらいしか離れていないトキノの家であった。・・・身体が硬直し、何の抵抗もできなかった。寝室に連れていかれた。15歳の性が踏みにじられたのいはその直後であった。・・・両親と兄3人がトキノの家にやってきたのは3日後のことだ。・・・「妹を返してください」頭を下げて頼んだ兄はトキノに何回も何回も殴られた。叫びをあげ、逃げだそうとするオリソさんも、トキノに殴りとばされ、家の中に引きずりこまれた。結局、両親と兄は、オリソさんを連れだすことができず、涙をのんで帰らなければならなかった。・・・
証言者オリソ
証言者属性インドネシア人被害者
部隊名
資料タイトルインドネシアの「慰安婦」
著者、公文書発信者など川田文子
公文書宛先
発行日1997.5.31
発行所明石書店
ページ127-130
出典備考
備考 TJILILIN5万分の1の地図94号に、バンドンの南西方向にTJILILINがある。現在の地図の西バンドン県のチリリンCililinである。
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