出典種別 | 公文書・軍関係資料等
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現在の地域情報 | 中部ジャワ州 スマラン |
資料にある地域情報 | スマラン |
慰安所があった時期 | 1944年3月 |
記載内容 | それから他の7名と共に「バス」に乗せられ「スマラン」に連れていかれ、同日中に、「スマラン」「アンバラワ」から来た人50~60名と共に並ばされ、此処で又選抜されたが、この席には古谷、森本が居た。亦一人肥った将校が居たが、之は後で聞くところに依ると岡田少佐と云ふことであった。それから日本語で書かれた書類に署名させられたが内容を訊ねると「まあ署名せよ」と云はれた。それから我々は3名の少女、6名の婦人と共に「パビリオン」ホテルの裏の慰安所に送られた。次の日森本は我々を別々の部屋に入れた。ある日、V.A.嬢は森本の所へ一体どうするのかと訊ねに云ったら、彼は我々が慰安所に入れられたのだから、日本人の客をとらねばならぬと云ひ又若し之を拒んだら「キャンプ」に居る我々の家族に対しても最も酷い処置をとると云った。44年3月1日慰安所開設された。私はその晩切符売場掛の「インドネシヤ」人の処に呼び出され、私服を着た谷本と云ふ男と寝ろと命じられた。私は彼と3時間許り寝室で話をしていたが、やがて彼は寝ようと云ふので私は之を拒むと彼は私を抱き上げて寝台に放り投げ、それから私の横に寝て、私の下着を脱がせ始めた。私は彼を蹴ったり、殴ったり、引掻いたり約15分許り格斗したが、私は2晩寝ずに泣いていたので遂にへとへとになって終って彼に性交を許して終った。 |
証言者 | E.N(27歳) |
証言者属性 | オランダ人被害者 |
部隊名 | |
資料タイトル | BC級裁判(オランダ)/バタビア裁判 106号事件/証言 被害者E.N(27歳) |
著者、公文書発信者など | |
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出典備考 | 国立公文書館蔵/wam公文書サイト:J_J_084/106-292 10543/R/参考資料:強制動員真相究明ネットワーク刊『BC級バタビア裁判・スマラン事件資料』2014年8月20日 |
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