出典種別 | 公文書・軍関係資料等 |
---|---|
現在の地域情報 | 中部ジャワ州 マゲラン |
資料にある地域情報 | マゲラン |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 【原文:オランダ語】Magelang(マゲラン) 強制売春のもっとも悪名高い事例はマゲランとスマランにおけるヨーロッパ人女性の軍娼楼への連行である。日本軍は近くのムンティラン抑留所からマゲランの娼楼にヨーロッパ人女性を連行して働かせることに決め、1943年11月、マゲランの日本人州長官と憲兵隊将校が抑留所のリーダーたちに連絡をとった。その結果、バーの女給として働くのに適当な候補者の名簿ができた。・・・日本人たちが選んだ女性を連れて抑留所から出ようとしたとき、暴動が起こった。日本人とインドネシア人警官らは抜刀し、群衆に向って行って、暴力で応じた。結局、日本人は女性たちを連れて抑留所を出ていくことに成功したが、3日後に戻って来て、彼等が連れて行った女性たちの身代わりに自発的に行こうという者を出してはどうかという提案をした。すぐに、数人の志願者が見つかった。主として抑留所に来る前まで売春婦だったとの評判のある女性ばかりだった。彼女らが抑留所から連れて行かれるときには抗議行動はなかった。警察署で日本人たちが、抑留所のリーダーたちの面前で、さらに女性の選考を実行した結果、2人の志願者と最初に連れていった女性の内の2人(そのうちの1人は14歳の少女だった)がムンティラン抑留所に戻された。44年1月28日、残りの13人の女性(4人の未婚の少女を含む)はマゲランに連れていかれ、そこで乱暴に検査され、強姦され、売春婦として働くことを強制された。 |
証言者 | |
証言者属性 | |
部隊名 | |
資料タイトル | 日本占領下蘭領東インドにおけるオランダ人女性に対する強制売春に関するオランダ政府所蔵文書調査報告(Gedwongen prostitutie van Nederlandse vrouwen in voormalig Nederlands-Indie) |
著者、公文書発信者など | オランダ外務省 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1994.1.24 |
発行所 | |
ページ | 9 |
出典備考 | wam公文書サイト:FG_001 |
備考 | 翻訳は、梶村太一郎、村岡崇光、糟谷廣一郎『「慰安婦」強制連行-〔史料〕オランダ軍法会議資料×〔ルポ〕私は”日本鬼子”の子-』金曜日、2008.6.6、pp214-246参照。 |