出典種別 | 公文書・軍関係資料等
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現在の地域情報 | 中部ジャワ州 マゲラン |
資料にある地域情報 | マゲラン |
慰安所があった時期 | 1944年 |
記載内容 | Moentilan「キャンプ」内に於ける強制売淫事件は知らない。然し、44年2月には次の如き事件があった。或る日のこと(此の日付は書留めない)数名の日本人が「キャンプ」へ来て、幹部(欧人婦人からなる役員)に対し、彼等の携行して来た表に挙げられた婦女子を「キャンプ」内の教会内に集めよと命じた。母も一緒に来てもよいとのことであった。数名の若い婦人を連れて行くのだと云ふ目的は直ぐに判った。(「キャンプ」の前には「バス」が1台待っていた)又、彼女等を慰み物にしようとしているのだと云ふことも皆勿論判っていた。・・・教会へ一緒に連れて行った母親達から、後で聞いたところでは、教会内で医者と称する男に依り一種の検査が行はれたとのことであった。その後で「何も心配することはない。彼女等は「キャンプ」外で仕事を与へられるのだ」等々のことが言われたとのことであった。それから娘達は「トランク」を纏めて、表門の所へ来るやうに命ぜられた。数名の者は隠れたが忽ち探し出されて了った。・・・数日後には最も若い娘2人(3人だったかも知れない)が戻されてきた。淫売婦になることに全然異議のない婦人の1人が之等の若い娘達を全力を以て庇ひ、その為彼女は殴打さへ受けたが、然し彼女は20名の志望者をその代りに寄越すと云ふ条件づきで、之等の娘を戻すことに成功したのだと云ふことが判った。それから数名の諡志望者が出発して行った。 |
証言者 | G.J.Dreckmeier |
証言者属性 | 官医(51歳) |
部隊名 | |
資料タイトル | BC級裁判(オランダ)/バタビア裁判 106号事件/証言 連行現場目撃証言G.J.D(51歳) |
著者、公文書発信者など | |
公文書宛先 | |
発行日 | 1948.1.11 |
発行所 | |
ページ | |
出典備考 | 国立公文書館所蔵/wam公文書サイト:J_J_087/106-296 22156/R/参考資料:強制動員真相究明ネットワーク刊『BC級バタビア裁判・スマラン事件資料』2014年8月20日 |
備考 |
現在の地図のスマランの南西方向にマゲランMagelangがある。
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