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資料の詳細

出典種別 公文書・軍関係資料等
現在の地域情報中部ジャワ州 マゲラン
資料にある地域情報ジャワ島 マゲラン
慰安所があった時期1944年2月
記載内容Magelangには「マゲラン・クラブ」と称する軍慰安所があり「田上」に依り経営せられいたり。「田上」の「スマラン」に於ける同僚は森本雪雄、古谷厳、下田英治、蔦木健次郎(何れも輸送済)にして、之等は「田上」のことに関し知りある筈なり。田上は兵隊上がりの元陸軍大尉にして、台湾及び東京の歩兵聯隊に勤務したることあるらしきも、停年にて退職、軍属となりて「ジャワ」へ来たるものなりき。田上の本籍地は多分台湾にありと思はる。1944年当時、彼の年令は概ね55才位なりしも、45年4月には田上は未だMagelangにありたり。
田上は憲兵分遣隊長たりし宮本(?)准尉(又は少尉)より命を受けたるものと信ず。余は慰安所の経営に関しては後述の点を除ひては何等の関係なし。又慰安所に収容せられたる欧州人抑留者に関しては、実際に同所に入れらるる迄は全然何も知らざりき。之等慰安婦は44年2月に始めて連行せられたるも、恐らくはMoentilan又はAmbarawa抑留所より来るものならん。又その人数は6名乃至10名たりしものと信ず。
証言者松崎和市
証言者属性マゲラン輜重兵隊長
部隊名
資料タイトルBC級裁判(オランダ)/バタビア裁判 106号事件/聴取書 松崎和一(巣鴨刑務所にて)
著者、公文書発信者など
公文書宛先
発行日
発行所
ページ
出典備考国立公文書館蔵/wam公文書サイト:J_J_106/106-326~327 23074/R/参考資料:強制動員真相究明ネットワーク刊『BC級バタビア裁判・スマラン事件資料』2014年8月20日
備考 現在の地図のスマランの南西方向にマゲランMagelangがある。
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