出典種別 | 公文書・軍関係資料等 |
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現在の地域情報 | 中部ジャワ州 マゲラン |
資料にある地域情報 | ジャワ島 マゲラン |
慰安所があった時期 | 1944年1月 |
記載内容 | 更に1944年3月、4月に、既に日本の占領当局によって、ムンチランのキャンプに収容されていた婦女子をマゲランの遊女屋に入れ、これ等の婦女子を同様に強制的に売春せしめ、強姦したっが、被告人は斯様な戦争犯罪が行われたこと或は行われるであろうことを知っており、又は少なくとも当然想像し得たにも拘わらず、ことを容認した。・・・ 即ち軍法会議は、被告人とこれ等戦争犯罪が犯されたこととの間に何等直接的関係はないものと考える。この点については、勿論被告人の供述を良く調べて見なければならないが、この点については証拠物は全くない。然しながら軍法会議は彼の供述は受け入れることが出来ると思う。被告人の指揮下にある隊が駐屯していたマゲランに、民政当局が、1943年12月に準備を始め、1944年1月に、民政当局の監督下にあったムンチランの収容所から連れて来た女達で遊女屋を設立し、この遊女屋が守備隊の将校、下士官の遊場となっていたと言う事実については、被告人を責めることは出来ない。又この遊女屋で行われた強姦、売春強制で、最終的には被告人の部下であった、現在駐屯部隊に属する兵隊によって行われた件に関する限りにおいては、被告人が、現在判然としている限りにおいてその遊女屋の設立を知っておりそれ等の犯罪が行われることを予想しなければならなかった又は予想し得たことを明らかにするものは何もないので、被告人にその責を問うことは出来ない。・・・ |
証言者 | |
証言者属性 | |
部隊名 | |
資料タイトル | BC級裁判(オランダ)/バタビア裁判 106号事件/判決文 和文 能崎清次 チビナン刑務所に勾留中(タイプ打ち) |
著者、公文書発信者など | |
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出典備考 | 国立公文書館蔵/wam公文書サイト:J_J_146/106-519~529 |
備考 | 現在の地図のスマランの南西方向にマゲランMagelangがある。 |