出典種別 | 兵士の回想録等
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現在の地域情報 | 東カリマンタン州 バリクパパン |
資料にある地域情報 | バリックパパン |
慰安所があった時期 | 未記載 |
記載内容 | 私は前後10回ぐらい取調所へ通った。取調官はR曹長であった。・・・その証人の中に1人の女がいた。かつてこの地が日本軍の勢力下にあった頃、南ボルネオは海軍統治地区で民政を敷いていたことになっているが、警察は3本立てであった。海軍の特警と民生部の警察と原地人の警察とがあった。この3番目の原地人の警察署長がこともあろうに、抗日利敵行為をした容疑で逮捕されており、その女房が(実際は2号であったらしい)証人として捕まってきたが、女性を収容する留置場がなかったため、私たちの宿舎のジョンゴス部屋(下男部屋)へ監禁されていた。この宿舎には2人の海軍警察と私が泊っており、その女も3人の監視下に置かれたようである。・・・「3人の中、誰が最初にこの女を篭絡するか」と冗談を言い合ったりしたが、3人共慰安所通いをしただけで、この謎の微笑の女には手を出さなかった。 |
証言者 | 足立巌 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | バリックの空は赤く燃えて |
著者、公文書発信者など | 戦友会ボルネオ島「バリックパパン想い出の会」 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1995.4.10 |
発行所 | 新風書房 |
ページ | 408-409 |
出典備考 | 著者略歴に「昭和18年11月 第22特別根拠地隊内務隊配属(ボルネオ島バリックパパン) 同20年6月 千早2号作戦参加(バリックパパン)」とある。 |
備考 |
著者略歴に「昭和18年11月 第22特別根拠地隊内務隊配属(ボルネオ島バリックパパン) 同20年6月 千早2号作戦参加(バリックパパン)」とある。
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