出典種別 | 公文書・軍関係資料等
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現在の地域情報 | バリ州 デンバサール |
資料にある地域情報 | デンパサール |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 【原文オランダ語】今から2年前、1人の日本人が私の家に来ました。・・・彼は私に、デンパサールへ行って日本人のために働かなければならないと言いました。その仕事とはお茶を出すことなどということでした。しかし、私は本当の目的がなにか非常にはっきりとわかったので、断りました。そうすると、Aは平手で私を殴りました。それは朝の10時ごろのことでした。そのとき私の母と兄弟がそこにいました。それに続いてAは私の兄弟と私に対してピストルで脅迫し、撃ち殺してやるぞ、と言いました。そのため私はあきらめました。・・・2,3日後、私は、LGNと一緒にデンパサールのTEKの家に行きました。そしてさらにAによって、TLTの家に移されました。・・・Aとほかの日本人が時々、やってきました。Aは、彼の上官の愛人になるように私を説得しようとしました。・・・ある晩、みんなが私の部屋からいなくなり、母もおらず、部屋にはその上官と私だけが取り残されました。・・・私はできるかぎり抵抗しましたが、彼が私と性関係を持つことができるのを阻むことはできませんでした。終わるとすぐに、彼は私を離し、私は服を着ることを許されました。・・・その後、YYYYという名前の少女が村から、私の代わりに来ました。 |
証言者 | XXXX |
証言者属性 | 中国人被害女性、19歳、無職、既婚 |
部隊名 | バリ島海軍第三警備隊 |
資料タイトル | BC級裁判(オランダ)/バタビア裁判 第25号事件(三警事件)/尋問調書 |
著者、公文書発信者など | |
公文書宛先 | |
発行日 | 1946.8.30 |
発行所 | |
ページ | |
出典備考 | 国立公文書館所蔵/wam公文書サイト:J_J_002 |
備考 |
日本語訳は、林博史「【資料紹介】「慰安婦」など性的強制事件と軍による隠蔽工作」『季刊 戦争責任研究 第82号』2014年夏季号、25-26ページ参照。
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