出典種別 | 兵士の回想録等 |
---|---|
現在の地域情報 | パゴー管区 パゴー県 パゴー郡区 |
資料にある地域情報 | ペグー山中 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | どこからきたのか、慰安所の女たちも、この険しい山路をテクテク歩いていた。ダブダブの兵隊服に戦闘帽、巻き脚絆(きゃはん)をつけていた。言葉づかいから広東娘と思われた。他国の戦乱にまきこまれ、生死の淵にあえいでいるかと思うと、哀れさが先に立った。しかし「商女ハ知ラズ亡国ノ恨ミ」というか、もともと逆境育ちの彼女たちである。体力は見かけによらず、意外と強かった。つぎの集結地まで1人の落伍者もなく、歩きとおした。 |
証言者 | 福永勝美 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 独立自動車第55大隊 |
資料タイトル | ビルマの地獄戦-第二次大戦秘話 |
著者、公文書発信者など | 福永勝美 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1984.6.5 |
発行所 | 雄山閣出版 |
ページ | 134 |
出典備考 | 注:山の中の撤退中の出来事。127pの地図にマヤンの記載がある。「ペグー山系の中央よりすこし東麓によったマヤンへ向かった」時期のこと。 |
備考 |
山の中の撤退中の出来事。慰安所に関する詳細不明。 ※日本軍慰安所マップの地点としては反映させていない。
|