出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | パゴー管区 パゴー県 地名特定不可能 |
資料にある地域情報 | メザリ |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | なかでも哀れを誘うのは、慰安婦の集団だった。体を張って稼いだ軍票の束を、後生大事と体にくくりつけて兵隊同様、筏を河に乗り入れた。水を含ふくんだ札束は、あまりに重かった。まして女のやさ腕で、激流に立ち向かうのは過酷すぎる。なぜ傷病兵といっしょに舟で渡さなかったのか。彼女らはことごとく水に流された。メザリのバンガローで彼女らが、一抱えもある札束を、日に当てて乾かしているのを見たが、おそらく背嚢一杯はあったのではないか。 |
証言者 | 斉藤新二 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 第29軍司令部軍楽隊、扶桑隊 |
資料タイトル | 軍楽兵よもやま物語-第二十八軍軍楽隊ビルマ戦記- |
著者、公文書発信者など | 斉藤新二 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1995.2.28 |
発行所 | 光人社 |
ページ | 153 |
出典備考 | 撤退中の出来事。慰安所に関する詳細不明。 |
備考 |
撤退中の出来事。慰安所に関する詳細不明。 ※日本軍慰安所マップの地点としては反映させていない。
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