記載内容 | 彼らの案内でイラワジ河を渡ってカチン族の部落へ玉ねぎ、馬鈴薯の買い出しに行くが、日本人には余り好感を持っていない。招かれざる客のようであう。次郎長に村の人と話をさせると、「チャイナも嫌い。日本の兵隊もわれわれの女を強姦していった」いずれの部隊か、いずれの兵か、われわれまでが白い眼で見られる。・・・時にはカチンの部落で婦女暴行があったりして兵隊が殺され、カチンの部落との間が険悪な雰囲気になってきたり、苦労の野菜集めであった。こんな時、前にも書いた南海支隊に対する慰安婦問題もあり、当然ながらこのマンダレーにも急きょ慰安所が開設された。これとともに英軍の爆撃も日を追って激しくなってきた。・・・また、慰安所で遊んでいる真っ最中に空襲警報で、慰安所が大騒ぎになることもあった。王城の中の高射砲で敵機を迎撃するが、一発も命中しない。英軍の高射砲と違って一発一発の弾込めであるため、過ぎて行く方が早い。・・・空襲下でも慰安所は超満員であった。兵隊には、もっぱら朝鮮の女子、将校専用には日本婦人。危険にさらされながらも、慰安所には門前市をなす有り様だった。・・・それとともに商魂たくましいビルマ人、ビルマの娘さんを集めて日本人兵隊用の慰安所開設。 |