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資料の詳細

出典種別 被害証言
現在の地域情報シャン州 ラーショー県 ラーショー郡区
資料にある地域情報ラシオ
慰安所があった時期
記載内容ラシオに着いた永心は「イッカク楼」という朝鮮人「慰安婦」ばかりの慰安所に入れられた。同じ慰安所には「ハルエ」と「キヌエ」という朝鮮人「慰安婦」がいた。・・・永心は、この2人の朝鮮人「慰安婦」のうち「ハルエ」の名前を記憶していた。・・・「イッカク楼」には南京の「キンスイ楼」で一緒だった女性もおり、永心は「若春」と名付けられ、南京の時と同じように和服を着せられた。・・・慰安所の主人は時々、「慰安婦」たちにラシオの町の散策と映画館に行くことを許可した。他の女性たちとのんびり街を歩くなど滅多にないことで、久々の外出に心は踊った。永心が初めて観た映画は、日本軍が戦争に勝ち進んでいる様子をまとめた戦勝映画だったが、それでも映画を観ていると心が休まり、日本兵が押しかけてくる休日の苦痛を少しでもまぎらわせるには最高の娯楽だった。
証言者朴永心
証言者属性朝鮮人被害者
部隊名
資料タイトル戦場の「慰安婦」 拉孟全滅戦を生き延びた朴永心の軌跡
著者、公文書発信者など西野瑠美子
公文書宛先
発行日2003.12.25
発行所明石書店
ページ47-48
出典備考
備考 アジア歴史資料センター:C141060191800のビルマ50万分の1の地図に「ラシオ」がある。マンダレーの北東、中国への幹線道路の途中にある。現在の地図の同所もラシオLashioである。
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