出典種別 | 目撃証言 |
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現在の地域情報 | 長野県 長野市 松代町 |
資料にある地域情報 | 長野県 長野市 松代町 |
慰安所があった時期 | 1944年11月 |
記載内容 | 長野市松代町で、7月24日から1週間かけて、1軒の民家がていねいに解体された。何の変哲もない木造の平屋。それがこれほど大切にされるのは、1944年11月から、ここが慰安所として使われて、4人の若い朝鮮人女性が住まわされていたからだ。・・・慰安所だった家は、工事現場から数百メートルの所にあった。この家の持ち主、児沢聡さん(83)によると、松代大本営の工事がはじまった直後の11月のある日、松代派出所の警察官がたずねてきた。「朝鮮人が周辺の女性に乱暴すると困るから、娯楽施設として借りたい」との申し入れ。断ると、数日後に再びやってきた。「国策に協力できないのか」と、声を荒げた。慰安所が開かれ、朝鮮人の親方一家と用心棒、20歳くらいの女性4人が住み込んだ。利用したのは大本営建設を指揮した日本軍の幹部たち。 |
証言者 | 児沢聡 |
証言者属性 | 民家の持ち主 |
部隊名 | |
資料タイトル | 女たちの太平洋戦争〈3〉 暗い青春の日々 |
著者、公文書発信者など | 朝日新聞社 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1992.4.5 |
発行所 | 朝日新聞社 |
ページ | 162 |
出典備考 | 川名紀美「《韓国から》――引き裂かれた人々を訪ねて――慰安婦に命を救われた」 |
備考 |
松代は労務慰安所と思われる。長野市の南の松代町はある。 ※日本軍慰安所マップの地点としては反映させていない。
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