出典種別 | 目撃証言 |
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現在の地域情報 | 沖縄県 那覇市 首里平良町 |
資料にある地域情報 | 首里 平良 |
慰安所があった時期 | 1944年夏 |
記載内容 | 現在実務学園のある所は首里第3小学校で、当時は武部隊が入っていました。父は召集で、母は弟がまだ小さかったので、家から1人といったら、私が出て行きました。今の国場組火薬部があるところで、弾薬庫の壕堀りなんかをしていました。作業にでるとき、兵隊たちと一緒になって聞いた話では朝鮮だということです。場所は津嘉山小といって、帽子の原料の繊維(あだんのことか?)を晒すプールの傍の建物で、窓が小さくて大きな倉庫のようでした。通りからよく見えたのです。川の近くで、ガソリンスタンドの先、スレート工場があるところです。(所有者の津嘉山さんは将校クラブに貸していたとのこと) 慰安所分布表 市町村名:那覇市 字名:平良 建物:帽子工場 期間:S19夏~ 慰安婦・人数:ー 慰安婦・出身地:朝鮮 営業形態:ー 軍隊名:武部隊 証言者・氏名:高江洲敬勝 証言者・出典:直接取材 備考:津嘉山小 |
証言者 | 高江洲敬勝 |
証言者属性 | 地元住民 昭和6年生 |
部隊名 | |
資料タイトル | 第5回全国女性史研究交流のつどい報告集 |
著者、公文書発信者など | 賀数かつ子 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1994.8.24 |
発行所 | 全国女性史研究交流のつどい実行委員会 |
ページ | 21-22, 29 |
出典備考 | |
備考 | 古賀徳子「沖縄戦における日本軍「慰安婦」制度の展開(3)」(『季刊戦争責任研究』第62号)には「平良町では帽子工場の建物に慰安所があったともいう。高江洲敬勝は、徴用作業で弾薬庫の壕掘りをしていたとき、兵隊に朝鮮の「慰安婦」がいると聞いた。しかし、この建物の所有者は、将校倶楽部に貸していたと話している」とある。 |