資料の詳細

出典種別	被害証言
現在の地域情報	江蘇省　南京市
資料にある地域情報	南京　料理屋「暁」
慰安所があった時期	1939年
記載内容	タカが着いた南京の埠頭は何百という苦力や運転手の奇声、怒声に埋まり、錨をおろした数隻に駆逐艦と立ち並んだ数千トンの船のあいだを縫って何百という帆船が行きかっていた。・・・ 料理屋は「暁」。妓は10人ぐらい。戦争中だから、支那人の立派な家を奪って勝手に使っているんですよ。料理屋とは名ばかり、兵隊のパンパン屋です。それだって、将校ではないと登楼れないんですからね。ペエペエの兵隊は料理屋には登楼れない。ペエペエには別にパンパン専門のところがあったんです。・・・ ー「暁」では、娼売してもよし、仲居してもよし。仲居やったり、パンパンやったりで忙しい忙しい。36歳になってたかね。部隊名は忘れてしまったけれど、そこの大隊長3人が全部あたしのお客になった。大隊長といやあ、大佐か中佐。それだってこっちは知ったこっちゃないわよ。
証言者	高梨タカ
証言者属性	日本人被害者
部隊名
資料タイトル	日の丸を腰に巻いて　鉄火娼婦・高梨タカ一代記
著者、公文書発信者など	玉井紀子
公文書宛先
発行日	1984.5.31
発行所	現代史出版会
ページ	84-87
出典備考
備考	南京は中国東部にある江蘇省の省都であり、江蘇省の南西部にある。