出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 江蘇省 南京市 |
資料にある地域情報 | 南京 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 日本軍は中国女性を連行してから、各部隊に臨時に設置した慰安所に分配して、将兵に蹂躙させた。第114師団の一等兵田所耕三は以下のように回想している。 「・・・女がいちばんの被害者だったな。年寄りからなにから、全部やっちまった。下関から木炭トラックを部落に乗りつけて、女どもを兵隊たちに分ける。女1人に兵隊15人から20人ぐらい受け持たせてね。倉庫のまわりなど、日当りのいいところを選んで、木っ葉などぶら下げて場所をつくる。赤ケンといって、中隊長のハンコがある紙を持った兵隊たちが、フンドシをはずして順番を待つんだ」 |
証言者 | 田所耕三 |
証言者属性 | 一等兵 |
部隊名 | 第114師団 |
資料タイトル | 侵掠――中国戦線従軍記者の証言 |
著者、公文書発信者など | 小俣行男 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1982.9 |
発行所 | 現代史出版会 |
ページ | 76 |
出典備考 | 経盛鴻(訳/高宏)「南京の慰安婦と慰安所」『季刊戦争責任研究』第28号、2000夏、日本の戦争責任資料センター、59ページ |
備考 | 南京は中国東部にある江蘇省の省都であり、江蘇省の南西部にある。 |