出典種別 | 目撃証言 |
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現在の地域情報 | 地名特定不可能 |
資料にある地域情報 | 満洲 |
慰安所があった時期 | 未記載 |
記載内容 | 終戦を旧満州(中国東北部)通化市で迎えた私たちの間で、当時、ソ連軍の侵入駐屯が話題になった。チチハル・ハルビン(黒竜江省)地方でのソ連軍の蛮行が流言飛語であればよい、と願いながら毎日を送った。。・・・しばらくしてから日本人会に対し、男子の使役と共に“婦女子の奉仕”を申し渡してきた。我々日本人が、敗戦の痛みのうえに、人間としてのはずかしめまで甘受しなければならない悲しい立場に置かれた。日本人会代表も思案の末、男子の使役は致しかたないにしても、女子については相当悩まれたことと思う。・・・当時、偶然にも元慰安婦だった人たちが、通化で足止めを食っていた。その人たちが犠牲になってくれたのである。 |
証言者 | 入江徳子 |
証言者属性 | |
部隊名 | |
資料タイトル | 女たちの太平洋戦争 |
著者、公文書発信者など | 朝日新聞社 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1996.9.1 |
発行所 | 朝日新聞社 |
ページ | 88-89 |
出典備考 | 入江徳子「身代わりになった元慰安婦の方々」 |
備考 |