出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 地名特定不可能 |
資料にある地域情報 | 北支の高県 |
慰安所があった時期 | 1942年 |
記載内容 | 北支の高県という所におったんですけれども。・・・とにかく、その時分着ていたのは、完全に軍服でね。女の人がですよ。輸送中はね。女の人が。ほんとうの第一線ですからね。もう、すぐ敵と対抗する所で。逆襲もあるような状態ですからね。そういう所でしばらくしておると、そういう時に、後方から慰安婦が来るわけですわ。トラックに乗って。兵隊が護衛してね。その人なんかも、全部軍服で来るわけですわ。・・・ だいたい、来たのが、私、今覚えているのでは、10人ほどが来ました、慰安婦がね。・・・(無料だったというのは、経営者は軍がしていたのですか?)そりゃ、私らにははっきりわからんけどね。軍が、慰安として、連れてくるわけですわ。だから、軍属でしたよ。軍属に属していると、慰安婦自体が。軍属のような形でね。だから、軍服で、軍属のつけているマークがありましたがな。それをつけて、みな、トラックで来てましたがね。・・・(女性たちは、どこの国の方でした?)韓国人です。それは、韓国人でした。(日本人、中国人は?)そういう人はいなかったです。・・・ で、もう一回は、やはり高県だけども、山の中でね。そこではね、中隊単位に来ていました。・・・というのは、ほんとうに山奥で、大隊本部ともだいぶ離れているしね。 |
証言者 | 69歳 男 京都府 |
証言者属性 | 日本軍兵士・歩兵一等兵 |
部隊名 | 京都府110師団163連隊 |
資料タイトル | 性と侵略――「軍隊慰安所」84ヶ所 元日本兵らの証言 |
著者、公文書発信者など | 1992・京都「おしえてください!『慰安婦』情報電話」報告集編集委員会 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1993.7.31 |
発行所 | 社会評論社 |
ページ | 164 |
出典備考 | 北支の高県の位置不明。 |
備考 |