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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報ラウテン県 ロスパロス
資料にある地域情報アビス
慰安所があった時期
記載内容至近距離にある「チモール島危うし」とみてか、連隊主力はチモール島西部のクパンへ、わが1中隊は東チモールへ。島東端に近い北岸の名もなき漁村に上陸。無人の港町と化したラウテンを経て内陸部の高地アビスに進駐した。・・・進駐してまず始めたことは飛行場と道路の建設。敵の上陸に対しての陣地の構築であった。・・・こうした最前線にも慰安所が開設された。キセル島から「アビスで食堂の給仕をさせる」と偽って連れてこられた娘たちであった。敗戦直前、チモール島から撤退する際、彼女たちは「こんな体になって恥ずかしくて島へは帰れない。ジャワでも日本でもどこでもよいから連れて行ってくれ」と泣いて哀願したという。その後彼女たちは、どのような運命をたどったのであろうか。
証言者揚田明夫
証言者属性日本軍兵士
部隊名戦車4連隊1中隊
資料タイトル女たちの太平洋戦争‹2› 敵は日本人だった
著者、公文書発信者など朝日新聞社
公文書宛先
発行日1991.11.25
発行所朝日新聞社
ページ146-147
出典備考揚田明夫「強制労働・慰安所の開設―南の楽園汚した軍隊」
備考 現在の地図でラウテン県は、東ティモールの東部に位置し、ラウテンは北海岸沿いにある。
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