出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 咸鏡南道 威州郡 連浦里 |
資料にある地域情報 | 連浦 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 私達は今、この住み慣れた部落連浦を後にするのだ。ゴタゴタした家並を通りぬけると宣徳街道に出た。くずれかかったような橋が一本、その袂に壁土の落ちた半洋館風の二階建てがある。兵隊等は懐かしげにその窓をみた。一人の40歳前後の女が娘と顔を並べてのぞいていた。「ばあいさん。さよーならー」誰かが叫んだ。・・・連浦面唯一の慰安所”ツバサ”も、部落を去ってゆく私達の脳裏に、ひとつの懐かしい香りを放ってくれる最後のものであったのだ。 |
証言者 | 宇野宗佑 |
証言者属性 | 日本軍兵士、後の日本国総理大臣 |
部隊名 | |
資料タイトル | ダモイ・トウキョウ |
著者、公文書発信者など | 宇野宗佑 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1989.6.10 |
発行所 | 国書刊行会 |
ページ | 32 |
出典備考 | |
備考 |
ソウル特別市立鍾路図書館所蔵の地図・定平5万分の1の地図に「連浦面」がある。地図の右端上である。現在の地図で同所は「威州郡連浦里」である。ソウル特別市立鍾路図書館所蔵の地図・定平は次を参照のこと。 http://db.history.go.kr/item/imageViewer.do?levelId=jnm_010_0020_0100 |