出典種別 | 兵士の回想録等 |
---|---|
現在の地域情報 | サバ州 サンダカン |
資料にある地域情報 | サンダカン |
慰安所があった時期 | 1944年11月 |
記載内容 | 己が身の不幸は語らず慰安婦は/我のあしたに涙うかべぬ ここはまだ平和であったので、戦友と慰安所に行った。相方の女性に、「僕たちも遠からず戦死するよ」と言うと、彼女は自分の境遇もかえりみず涙をうかべた。・・・ 帰る日もさだかならざる慰安婦は/白き飯たきかん詰を開けぬ ・・・相方女性が、「昼飯を食べよ」と言って、ままごとみたいな小さな釜に、白い飯をたいて、とっておきと思われる魚のかん詰をあけてくれた。まったく久しぶりの白米の飯であった。 |
証言者 | 山下政雄 |
証言者属性 | |
部隊名 | |
資料タイトル | あすなき日々-従軍回想記- |
著者、公文書発信者など | 山下政雄 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1993年3月発行 |
発行所 | 私家版(鹿児島市) |
ページ | 81-82 |
出典備考 | |
備考 |