出典種別 | 兵士の回想録等 |
---|---|
現在の地域情報 | 東ニューブリテン州 ラバウル |
資料にある地域情報 | ラバウルの山頂。官邸山という処。 |
慰安所があった時期 | 1942年12月17日 |
記載内容 | 部隊の陣地は、その東端マントビ地区で海軍東飛行場に行く焼けた椰子林の中と決まっていた。大隊本部はその地区の家並のはずれ海軍97大艇飛行部隊の空宿舎を強引に占拠した。・・・私の医務室はそのベランダの床下で、しかも大隊長の居住一角の真下にあたり、大隊長や当番兵の足のうらを眺めて診療業務開始となる。更に第2中隊は他に比して離れた山頂にあるので給水の車に便乗して現地視察に赴く。官邸山と言う元英国総督の官邸のあった処で我が海軍病院もこの地点にある。彼ら専用の大和撫子の住まいも近く不粋な汗臭い私ども陸軍の砲兵の布陣にはそれが一時的にせよ、甚だ有難迷惑の様子であった。 |
証言者 | 麻生徹男 |
証言者属性 | |
部隊名 | |
資料タイトル | ラバウル日記 一軍医の極秘私記 |
著者、公文書発信者など | 麻生徹男 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1999.12.25 |
発行所 | 石風社 |
ページ | 33-34 |
出典備考 | 注:奥付の麻生の経歴に、1942年12月ラバウル上陸、とある。 |
備考 |