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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報ブーゲンビル自治州
資料にある地域情報ブーゲンビル島
慰安所があった時期
記載内容麻生軍医大尉が、ブーゲンビル島から来たその慰安婦にあったのは、俘虜収容のさいだったという。・・・昭和20年晩夏、ブーゲンビル島の密林にひそんでいた日本軍生存者を、豪州軍が日本送還のため、ひとまずラバウルに連れて来て捕虜収容所へ入れた・・・「男か女かわからなかった・・・顎にヒゲがないので、おやと思ったら胸に乳房らしいものがあるのでびっくりしたのを憶えています」・・・「密林の中をきょうは東あすは西、と連合軍の足音におびえながら逃げまわっているとき、慰安婦がいるという話を確かにきいた。もっとも飢えでガツガツしている時なので、女がいると聞いても誰も感動の表情をしなかった。輸送船が沈められたため上陸したという話も聞いた。・・・」
証言者麻生徹男・関沢新一
証言者属性軍医大尉・不明
部隊名
資料タイトル従軍慰安婦〈正編〉
著者、公文書発信者など千田夏光
公文書宛先
発行日1978.09.30
発行所三一書房
ページ147-153
出典備考注:ガダルカナル島への「慰安婦」輸送が失敗し、沈没した輸送船から「慰安婦」をブーゲンビル島にひろいあげて貰った(石橋徳太郎談、a-0001)、その慰安婦二人の後の話である。戦後、同島からラバウルの俘虜収容所に輸送された。本資料のとおり、麻生徹男軍医は、ブーゲンビル島からラバウルに送還された日本軍の中に「慰安婦」がいたと証言。また関沢新一もブーゲンビル島に慰安婦がいたと証言している。
備考 最後の証言は関沢新一。
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