| 出典種別 | 被害証言 |
|---|---|
| 現在の地域情報 | コロール州 |
| 資料にある地域情報 | パラオ |
| 慰安所があった時期 | 1943年8月 |
| 記載内容 | 昭和18(1943)年3月31日付で、川崎の遊廓は廃止となった。・・・「私は、士官用慰安婦になって南方へ渡ったのよ」・・・イクたちがパラオに着いた頃、一万人の兵隊を率いる軍隊が島を占領していた。・・・「パラオについて、日本人がやっている〈つるや〉という旅館に案内されて、その日からまち子姉さんと呼ばれて商売をはじめたわけ。店に出る前に髪結いさんに行って、衣装替えして店入りをしてね偉い兵隊さんたちとどんちゃん騒ぎで、私は一日に一人客をとればよかったの。町に連隊が着くと、旅館は軍人さんでわきかえって忙しかったのなんのって。そんなとき、大勢の客をとらされるのは、朝鮮やクロンボの女やった。・・・」 |
| 証言者 | 水野イク |
| 証言者属性 | 日本人被害者 |
| 部隊名 | |
| 資料タイトル | 思川 山谷に生きた女たち-貧困・性・暴力 もうひとつの戦後女性史- |
| 著者、公文書発信者など | 宮下忠子 |
| 公文書宛先 | |
| 発行日 | 2010.9.10 |
| 発行所 | 明石書店 |
| ページ | 81, 86-87 |
| 出典備考 | |
| 備考 |