出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 北マリアナ諸島 グアム島 |
資料にある地域情報 | 明石 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 私は兵隊ピー屋を検分してふたたび明石市に向かってぶらぶらもどって行くと、師団司令部直轄になった第三大隊第十一中隊の石井中尉が、司令部に帰ってくるところだった。彼は、その道にかけては連隊一の”好き者”との評判を博している男である。彼がまだたしなんでいないわけがない。「やあ、石井中尉、将校ピー屋がこのへんにあるそうだが知っているかい」と聞くと、即座に、「ああ、きれいな女が居りまっせ。みんな外人ですわ。軍医殿、遊んできたらいいですわ。もう夕方ですからやってますわ」と奈良弁で言うと場所を教えてくれた。・・・堂々たる二階建てのスペイン風洋館である。ちょっとした邸宅だった。 |
証言者 | 吉田重紀 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 第29師団歩兵第38連隊第3大隊 |
資料タイトル | 孤島戦記 若き軍医中尉のグアム島の闘い |
著者、公文書発信者など | 吉田重紀 |
公文書宛先 | |
発行日 | 2005.12.14 |
発行所 | 光人社 |
ページ | 49 |
出典備考 | 単行本は『慟哭の孤島 グアム玉砕の記録』1981.3.15、広済堂出版 |
備考 | 明石はアガナ、地図あり。 |