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資料の詳細

出典種別 目撃証言
現在の地域情報黒龍江省 黒河市 愛輝区
資料にある地域情報新璦琿
慰安所があった時期
記載内容「ピー屋」といえばこんなこともあった、ある日、何の用事だったかは忘れたが、拓友と二人で隣の新璦琿駅まで出張したときのことである、事故で汽車がいつ来るかわからない状態だったので歩いて帰ることにした。・・・10キロ以上はある。しばらく歩くと部落の外れとおぼしきあたりから女たちの嬌声が上がっている、何だろうと近づいてみると、関東軍の特殊慰安所であった、アンペラ葺の即製家屋が5、6棟並んでいる庭先で、女たちがシーソーのようなもので交互に空中に跳びはねて遊んでいた
証言者証言者不明
証言者属性
部隊名山梨中隊
資料タイトル北辺の追憶 終戦五十年記念誌
著者、公文書発信者など黄金子朋友会
公文書宛先
発行日1996.3.1
発行所
ページ76-77
出典備考注:奥付の隣に「山梨中隊の歌」が掲載されている。歌詞の中に「義勇隊 山梨中隊」とある。旧満州地図に、璦琿駅の北方に「黄金子」駅がある。黄金子朋友会はこの地に由来するのだろうか。
備考 『満州帝国分省地図』にアムール河のすぐ西の黒河街南に「愛琿」があり、その南西方向の鉄道(北黒線)に「愛琿」駅がある。前者が古くからの「愛琿」、後者が駅としての「愛琿」である。この後者の「愛琿」駅を中心に日本人街が発達し、ここが「新璦琿」と呼ばれた。現在の地図の黒竜江省北部、アムール河の西岸沿いに黒河市がある。新璦琿は旧日本軍が命名した地域であり、現在の中国の行政区画ではとられていない。ここでは上位の行政区画である愛輝区でとった。
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