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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報黒龍江省 斉斉哈爾市
資料にある地域情報チチハル
慰安所があった時期
記載内容わたしの原隊はチチハルとはいっても、町から12キロ離れた衛門屯にある。・・・吉野家はチチハルの花柳街では一番大きい料理屋兼芸者置屋兼待合であった。半年ほど前南満に派遣される夜、送別会をしてもらったのも吉野家であった。あのときのメムバーのひとりだった竹森中尉はすでにいない。北満の軍都といわれるチチハルでは、軍人は花柳街にとって大切な顧客といえた。しかし南方の戦局が緊急をつげるにつれてそれと気づかないうちにお顧客は減ってゆくばかりであった。わたしたちは大歓迎をうけて部屋に通された。酒と料理が出そろった座が落ちつくと、3人の妓がわたしたちの間に坐っているのがわかった。「ああ、きみか!」房奴はただ軽く笑うだけだった。そういう妓だった。半年前までここで泊るときはいつもわたしと寝る妓だった。
証言者吉富利通
証言者属性日本軍兵士
部隊名
資料タイトルある初級将校の敗戦日記
著者、公文書発信者など吉富利通
公文書宛先
発行日1977.12.8
発行所光風社書店
ページ48、55
出典備考
備考 「軍人は花柳街にとって大切な顧客」とあるが、軍との関係は詳細不明。
※日本軍慰安所マップの地点としては反映させていない。
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