出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 黒龍江省 斉斉哈爾市 |
資料にある地域情報 | チチハル 永安里 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 軍専用の慰安所のほかにチチハル市には遊廓街があった。永安里といった。接客婦は、中国人だけで5、600人もいた。大小合わせると数十軒以上の妓館があったのではないか。この中に、朝鮮人の接客婦40人ぐらい、日本人は20人ほどが混じって働かされていた。治安が不安定だったころ、毎月1、2回ほど土屋たちは、この歓楽街を包囲し、検問検索をしていた。・・・ もっとも土屋自身は、当時も、彼女らの不幸な境遇に思いをはせていたか、どうか。金で女性を買うことの善悪についてもだ。というのも、土屋自身が彼女らの客になっていたからだ。むろん、結婚前だったが、日本人、中国人、朝鮮人の女性を土屋は買った。1人ひとりについて、それなりの記憶もある。しかし、彼女らへのやましさは、やはり当時はなかった。 |
証言者 | 土屋芳雄 |
証言者属性 | 憲兵隊 |
部隊名 | |
資料タイトル | 聞き書き ある憲兵の記録 |
著者、公文書発信者など | 朝日新聞山形支局 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1985.7.10 |
発行所 | 朝日新聞社 |
ページ | 118 |
出典備考 | |
備考 |
注:「遊廓街」で、軍との関係が詳細不明だが、憲兵隊が「検問検索」をしていた。/現在の地図の黒竜江省の西端に斉斉哈爾市(チチハル市)がある。永安里は不明。 ※日本軍慰安所マップの地点としては反映させていない。
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