出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 黒龍江省 佳木斯市 富錦市 |
資料にある地域情報 | 富錦 |
慰安所があった時期 | 1944年頃 |
記載内容 | 私は、昭和19年(1944)頃、満洲の黒竜江省富錦にいました。そこでは、20人の慰安婦が数百人の兵隊の相手をさせられていました。18歳から20歳ぐらいの朝鮮人慰安婦でした。憲兵が点呼するのを聞いたことがありますが、「ハルコ」「ハナコ」「モモコ」「ナツコ」などという源氏名で呼ばれていました。慰安所は、レンガ造りの民家の内部を改造したものでした。入り口を入ると、六尺幅の廊下があり、その左右に部屋が並んでいました。部屋の入り口には、その部屋の女の名前が掛けてあり、黒いカーテンが下がっていました。部屋は4畳ぐらいの広さで、兵士用の鉄製ベッドが置いてありました。ここに来るのは下士官と兵隊で、将校は別のところに行っていました。 |
証言者 | 通信教育隊 73歳 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 通信教育隊・独立守備隊駐屯地司令部 |
資料タイトル | 従軍慰安婦110番 電話の向こうから歴史の声が |
著者、公文書発信者など | 従軍慰安婦110番編集委員会編 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1992.6.15 |
発行所 | 明石書店 |
ページ | 43 |
出典備考 | |
備考 | 現在の地図の黒竜江省の南東部に佳木斯市(ジャムス市)がある。佳木斯市の東に富錦市がある。 |