出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 黒龍江省 綏化市 慶安県 平安鎮 |
資料にある地域情報 | 平安鎮 |
慰安所があった時期 | 1941年 |
記載内容 | 関特演で、被服本廠から満州へ赴任した早々、地区司令官から附近の適当な地に慰安所を設置せよと云ってきた。娯楽機関の何一つない平安鎮の広い原っぱのこととて、兵隊達は無聊に苦しんでいたので、地区司令部も案外話が解るんだなと思っていた処、お前は何も知らぬのだと笑われてしまった。それは私の思っていた慰安所とは全く似ても似つかぬ兵隊さんの性欲を適当にはかせてくれる施設だったのである。満州では南方への移動のために実現せずに終わったので私はほっとした。 |
証言者 | 今井新兵衛 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | 航空機の蔭に |
著者、公文書発信者など | 第五飛行師団経理官の集い(五経会) |
公文書宛先 | |
発行日 | 1968.3.1 |
発行所 | 五経会 |
ページ | 220 |
出典備考 | 今井新兵衛「E3 ラシオの四季その二 春」 |
備考 | 注:「南方への移動のために実現せず」とは、南方移動のため証言者が慰安所を完成できなかったということ。/現在の地図の綏化の北東に平安鎮がある。 |