出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 黒龍江省 鶏西市 |
資料にある地域情報 | 雞寧 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 軍の街雞寧は、日曜日ともなると四方の軍隊から集まって来る兵隊で包まれてしまう。兵隊達の行く先は、ニンニクと油の臭いが咽せ返る慰安所である。・・・土曜日、夜の命令伝達の後には、必ずこの慰安婦達の健康状態が知らされる。これは軍医の定期検診の結果によるものである。・・・彼女達が語るところによると、「軍属として採用し、病院などで兵隊の世話をするのが任務だ」と、つい口車に乗せられて来たものの、「世話は世話でもこの有様さー」と、たどたどしい日本語が無念さで震えていた。 |
証言者 | 北瀬富男 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | 兵の歩いた道 あのときの子は、今何処。 |
著者、公文書発信者など | 北瀬富男 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1992.8.10 |
発行所 | 私家版(岐阜県武儀郡) |
ページ | 80, 81 |
出典備考 | |
備考 |
『満州帝国分省地図』及びテキサス大学図書館公開の満州地図の佳木斯市の南方に鶏寧街又は鶏寧がある。現在の地図で同所は鶏西市である。テキサス大学図書館公開の地図は次のとおり。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/manchuria/txu-oclc-6614368-nl52-9.jpg |