出典種別 | 兵士の回想録等 |
---|---|
現在の地域情報 | 黒龍江省 鶏西市 密山市 |
資料にある地域情報 | 東安市、東安の街 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 私が「慰安婦」なる言葉を知ったのは、旧満州東安市の89連隊に入隊してからです。古年兵たちの話が、聞くともなしに耳に入りました。女性たちのいる所を「ピー屋」と呼び、女性たちを「満ピー」「朝鮮ピー」と言ってたので、民族別に慰安婦がいるんだなと思いました。入隊前から、繁華街にはそのような売春宿があることは聞いていましたので、東安の街に「ピー屋」があると聞いても、さして異様なこととは思いませんでした。 |
証言者 | 所属不明 70歳 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | 従軍慰安婦110番 電話の向こうから歴史の声が |
著者、公文書発信者など | 従軍慰安婦110番編集委員会編 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1992.6.15 |
発行所 | 明石書店 |
ページ | 71-72 |
出典備考 | 注:証言者の部隊はその後沖縄に移動する。 |
備考 |
『満州帝国分省地図』の密山街の西に東安市がある。東安市中心部の駅は東安駅、その次の西南方の駅が西東安駅である。テキサス大学図書館公開の地図では西東安駅付近に西東安の地名が見える。密山街と東安市の間には穆棱河が流れている。現地図と比較すると、旧・東安市が現・密山市中心部であり戦後発展し、密山街は穆棱河を越えた所で現在はさびれている。 テキサス大学図書館公開の地図は次を参照のこと。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/manchuria/txu-oclc-6614368-nl52-9.jpg |