出典種別 | 兵士の回想録等
|
現在の地域情報 | 黒龍江省 鶏西市 密山市 |
資料にある地域情報 | 東安省 東安市 |
慰安所があった時期 | 1944年前半 |
記載内容 | 東安は低い家並みの街で、夜は薄黄色の電灯がついた。・・・ヤマトホテルがあり、映画館が三つ・・・、飲食店がいくつもあって、皇軍特殊慰安所が軒をならべている区画もあった。軍人軍属以外の者の立ち入りを禁じているこの軍管理の特殊施設では、女のほとんどは朝鮮人で、将兵たちは朝鮮ピイと呼んでいた。建物を入ってすぐのところには、女の名前を書いた名札が稼ぎの多い順に掲げてあり、裏返しにして赤字の名札になっているのは、軍医が検黴(けんばい)して接客禁止になっている女であった。・・・人口が一万人をこえる(軍人をのぞく)東安は大都市であった。売春公認の二枚鑑札の芸者のいる料理屋などがある色街めいた一角もある。・・・東安での私は25歳の老人であった。少女のように無邪気で心のやさしい朝鮮人の慰安婦を愛し、毎夜のようにそこに通っていた。 |
証言者 | 浜田芳久 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 第17野戦貨物廠 |
資料タイトル | ビルマ敗戦記 |
著者、公文書発信者など | 浜田芳久 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1982.4.10 |
発行所 | 図書出版社 |
ページ | 14-15 |
出典備考 | 注:奥付の著者紹介には「1919年姫路市生」「1942年2月歩兵第111連隊に入隊。第17野戦貨物廠を経て1944年5月野戦重砲兵第5連隊に転属」とある。1944年は25歳と思われる。 |
備考 |
奥付の著者紹介には「1919年姫路市生」「1942年2月歩兵第111連隊に入隊。第17野戦貨物廠を経て1944年5月野戦重砲兵第5連隊に転属」とある。
|