証言,公文書等,様々な文書を徹底調査

資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報黒龍江省 鶏西市 密山市
資料にある地域情報密山
慰安所があった時期1941年秋
記載内容同じ時期に蜜山で、関東軍から配分された朝鮮人慰安婦を迎えた森分義臣憲兵は、県長や市の有志と合議して空家を改造、20数人を収容したという。森分は大要次のように書いている。1週間に1度、県公医と部隊の軍医が検診するのに立ち会った。病気とわかると娼婦の部屋の入口に休業にの赤札を掲示させ、守っているかどうかを臨検するのかは憲兵の仕事……娼婦になった動機を尋ねたら「家計を助けるために前借してきた」というものが殆どで、残りは「お金が儲かると友達に誘われたから」というものであった。借金返済の終わった者もいて、豪華な毛皮のコートを持っていた者、せっせと親許へと送金している者もいた。
証言者森分義臣
証言者属性日本軍兵士・憲兵
部隊名第11師団
資料タイトル慰安婦と戦場の性
著者、公文書発信者など秦郁彦
公文書宛先
発行日1999.6.30
発行所新潮社
ページ100
出典備考『憲友』1992年春号の森分稿と森分談。
備考 『満州帝国分省地図』の密山街の西に東安市がある。東安市中心部の駅は東安駅、その次の西南方の駅が西東安駅である。テキサス大学図書館公開の地図では西東安駅付近に西東安の地名が見える。密山街と東安市の間には穆棱河が流れている。現地図と比較すると、旧・東安市が現・密山市中心部であり戦後発展し、密山街は穆棱河を越えた所で現在はさびれている。
テキサス大学図書館公開の地図は次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/manchuria/txu-oclc-6614368-nl52-9.jpg
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