出典種別 | 兵士の回想録等 |
---|---|
現在の地域情報 | 黒龍江省 牡丹江市 西安区 海浪村 |
資料にある地域情報 | 海浪 |
慰安所があった時期 | 1944年 |
記載内容 | 昭和18年12月下旬、私は海浪の飛行隊に行った。・・・昭和20年8月15日の朝は牡丹江に通じる道路は、危険ではあったが、まだ何とか通れた。・・・15日の昼すぎであったか、大隊本部への緊急集合があった。海浪飛行場から撤退し、取りあえず敦化に集結せよ、との撤退命令がでたそうで、三十飛大は残りの建物、弾薬、燃料を処分したあと今夜目的地に向かって出発するので、それまでにすべての準備を完了せよ、ということになった。・・・医務室にはバス1台があたえられた。残ったすべての衛生材料を積みこんだ。私と植村曹長、寺田伍長、N上等兵、ほかに2名の衛生兵が救急車に乗りこんだ。バスにはあとで3人ほど海浪の慰安婦が乗り込んできた。ちょっと白けた存在であったけれども、彼女たちも軍属である。頼まれれば乗せてやるべきである。 |
証言者 | 三好実三 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 第30飛行場大隊(通称343部隊) |
資料タイトル | 第三十飛行場大隊史 |
著者、公文書発信者など | 第三十飛行場大隊戦友会 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1986.11.03 |
発行所 | 第三十飛行場大隊戦友会 |
ページ | 377 |
出典備考 | 三好実三「チフスの地獄絵」 |
備考 | 『満州帝国分省地図』の牡丹江中心部付近に海浪駅がある。上記のアジ歴の地図の海浪は牡丹江(河)が分岐する付近にある。現在の地図の同所は海浪村である。 |