出典種別 | 被害証言 |
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現在の地域情報 | 黒龍江省 牡丹江市 綏芬河市 |
資料にある地域情報 | 牡丹江のスブンハ |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 16歳の1936年6月末、日本軍将校と日本人が自宅に来て、両親を殴り、私を連行しました。着いたのは牡丹江のスブンハで、木造4棟があり、各10-20部屋ありました。1部屋は2人がやっと横になれる広さで床には古布が敷いてあり、小さな座布団を巻いて枕にしました。部屋から出るのは便所へ行く時だけでした。「アラヤマタケコ」と呼ばれ、毎日強かんされ続けました。1日に10-15人、日曜日には30人位。豆が少し入ったご飯と塩のスープ、乾燥した白菜の食事でした。1週間おきに軍医が606号注射を打つと30分位気を失いました。毎月1回、兵士の遺骨見送りに動ける女性全員が行かされ、駅で兵隊達と一緒に黙祷し、列車に手を振りました。「慰安婦」と朝鮮人か中国人の下着姿の男達30人位を穴の中に並ばせ、銃殺するのを見せられました。1945年6月か7月、朝鮮人の男に助けられ、逃げ出しました。 |
証言者 | ロ・ノンスク |
証言者属性 | 朝鮮人被害者 |
部隊名 | |
資料タイトル | 続・平壌からの告発 |
著者、公文書発信者など | 伊藤孝司 |
公文書宛先 | |
発行日 | 2002.1 |
発行所 | 風媒社 |
ページ | 83-87 |
出典備考 | |
備考 | 綏芬河市は、牡丹江市の東方、ロシアとの国境にある都市である。 |