出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 黒龍江省 牡丹江市 綏芬河市 |
資料にある地域情報 | 綏芬河 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 「遠藤、綏芬河の街は初めてだろう、連れて行ってやるから一緒に来い」と、言われて、兵長の後にくっついて営門を出たが、兵隊が公用でない単独外出となれば、行く先は大体決まっていて、慰安所か食べ物屋であた。・・・渡辺兵長について行くと、行き先はやはり慰安所(兵隊はぴー「婢?」屋と呼び、満人の慰安婦を満ぴー、朝鮮人の慰安婦は朝鮮ぴーと呼んでいた)であった。慰安所は綏芬河の街に大小合わせて数軒はあるらしいが、行ったのは其の中の1軒で木造2階建てだった。・・・2階は中央が廊下になっていて、両側には幾つかの部屋が並んでいた。・・・又待合い室に戻ると、渡辺兵長はまだ仲間と雑談に熱中していた。私は少しそわそわした気分で近くの椅子にそっと腰を降ろして居たが、顔を上げてみると丸顔で小柄な朝鮮服の女が近づいて来た。 |
証言者 | 遠藤三衛 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | 兵士たちは何処に 私の太平洋戦争 |
著者、公文書発信者など | 遠藤三衛 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1994.3.10 |
発行所 | 私家版(横浜市) |
ページ | 85-86 |
出典備考 | |
備考 | 綏芬河市は、牡丹江市の東方、ロシアとの国境にある都市である。 |