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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報黒龍江省 牡丹江市 東寧市
資料にある地域情報東寧県の城子溝
慰安所があった時期
記載内容城子溝の街の中に、慰安所がありました。鰻の寝床のような細長い掘っ建て小屋で、仕切りは毛布か藁むしろのようなものでした。建物の周囲には銃を持った兵隊が、いかめしく護衛していました。1ヵ月に1日か半日我々(兵隊)にも休暇がでて、城子溝の街までは10~15分くらい鉄道に乗りますが、他に遊ぶところもなかったので、午後から夕方くらいまで、皆して遊びに行き、自分も遊びました。・・・慰安婦を「ピーヤ」又は「チョーセンピー」と呼んでいました。彼女等は普通、日本の和服か浴衣のようなものを着ていました。便所の小便も凍るほどの寒さの所でしたが、慰安所の内には毛布が2~3枚あった程度のものでした。寝たきりで動けないような婦人もいました。寒さも厳しく、彼女達も気の毒だったと思います。
証言者浦和市 男78歳
証言者属性日本軍兵士
部隊名
資料タイトル証言「従軍慰安婦」―ダイヤル110番の記録―
著者、公文書発信者など日朝協会埼玉県連合会編
公文書宛先
発行日1995.8.15
発行所日朝協会埼玉県連合会
ページ46
出典備考
備考 『満州帝国分省地図』に、東寧街の西方向に城子溝がある。現在の地図と比較すると「老城子溝村」と思われるが、断定できず。上位の行政区画である東寧市でとった。
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