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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報黒龍江省 牡丹江市 東寧市 老黒山鎮
資料にある地域情報東北地方 老黒山の本山(ベンソン)という村
慰安所があった時期
記載内容東寧の南西に老黒山がある。老黒山は交通の拠点であり、砲兵隊などあらゆる部隊がそこに集結していた。その山中の本村(ベンソン)という村にレンガ造りの立派な建物の慰安所があり、少なくとも20人の朝鮮人女性がいた。
ーそこにいた“朝鮮ピー”は、若い女性ばかりでした。15、6歳の娘です。年をとった女性はいませんでした。・・・値段は1回、1円50銭ぐらいだったように覚えています。・・・
建物のなかは、ハーモニカ長屋のような細長い三畳ほどの小さな部屋がいくつも並んでいました。女性が20人以上いましたから、部屋数もそれ以上ということです。・・・ベンソンと聞いた私は、便所のことかと思い、不思議なことをいうなと首を傾げていましたら、ベンソンというのは「本山」のことで、慰安所のある村のことでした。
証言者元山俊美
証言者属性日本軍兵士
部隊名ハルビン鉄道隊第3連隊・国境警備
資料タイトル従軍慰安婦― 元兵士たちの証言
著者、公文書発信者など西野留美子
公文書宛先
発行日1992.4.30
発行所明石書店
ページ46-47
出典備考
備考 『満州帝国分省地図』の東寧街南方に「老黒山」がある。現在の地図で同所は老黒山鎮である。テキサス大学図書館公開の旧満州地図に「老黒山本村 Lao-hei-shan-pen-ts'un」がある。この読みの後半はベンソンだろうか。テキサス大学図書館公開の地図は次のサイトを参照のこと。この地図の東西FD5、南北5の付近にある。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/manchuria/txu-oclc-6614368-nk52-3.jpg
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