出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 黒龍江省 牡丹江市 東寧市 綏陽鎮 |
資料にある地域情報 | 北満の綏陽 |
慰安所があった時期 | 1942年5月 |
記載内容 | 綏陽の街は、「関特演」の影響もあって、兵隊で溢れていた。・・・兵隊達は主として、軍属の経営する食堂で酒を飲むか、一つだけある映画館で日本映画を観るか、またはピー遊びをすることであった。ピー家とは、軍隊用語であるが、慰安所(遊廓)のことである。・・・ピー(慰安婦)は殆ど朝鮮人であった。・・・ピー家には、普通7~8人位のピーがいた。平屋に4畳半位の粗末な部屋が並んでいる。・・・ピー家は普通裏通りにある。兵隊達は大手を振って堂々と入る訳ではない。多少後ろめたさを感じながら、人けがないのを見計らって入る。 |
証言者 | 上斗米正雄 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 満洲第273部隊 |
資料タイトル | 1932日間の軍隊 戦友に捧ぐ |
著者、公文書発信者など | 上斗米正雄 |
公文書宛先 | |
発行日 | 2005.7.29 |
発行所 | 東京図書出版会 |
ページ | 90-92 |
出典備考 | |
備考 |
『満州帝国分省地図』の東寧街の北西、綏芬河街の西方に「綏陽街」がある。現在の地図の同所は綏陽鎮である。テキサス大学図書館公開の地図は次のサイトを参照のこと。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/manchuria/txu-oclc-6614368-nl52-12.jpg |