出典種別 | 被害証言 |
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現在の地域情報 | 吉林省 延辺朝鮮族自治州 延吉市 |
資料にある地域情報 | 延吉 |
慰安所があった時期 | 1932年 |
記載内容 | 黒須かなは、12歳で芸者になった。そしてこの国の戦争の歴史とともに、“従軍芸者”として戦争の最前線を転々とした。慰安所の経営者にもなった。・・・12月28日夕刻、延吉駅に着いた彼女は、翌日はもうあるじとともに挨拶廻りに出かけ、ぽん太という源氏名で出ることが決まった。正月前ということもあり翌30日から座敷に出た。「よかろう」には酌婦8人と40を越した仲居が1人、それにあるじ夫婦がおり料理は女将1人でつくった。・・・お客さんは兵隊さん、それから満州や朝鮮のえらい人、そのほかいろいろね。 |
証言者 | 黒須かな(黒瀬かな) |
証言者属性 | 日本人被害者 |
部隊名 | |
資料タイトル | 戦争と人間の記録・軍隊慰安婦 |
著者、公文書発信者など | 金一勉 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1977.12.30 |
発行所 | 現代史出版会 |
ページ | 148 |
出典備考 | 上坪隆「芸者・黒須かなの従軍」 |
備考 | p149に店の間取り図あり。 |