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資料の詳細

出典種別 被害証言
現在の地域情報遼寧省 撫順市 新賓満族自治県
資料にある地域情報奉天省 興京県
慰安所があった時期1936年
記載内容父母は豊徳里にいた地主の山番をして生計を立てた。私は、1936年の秋、メリヤス工場に就職させてくれるという李享植の話にだまされて平壌に行った。そして箕林里にある「紹介所」で数日待機したあと、16~18歳の朝鮮女性8人と一緒に日本兵の護送下に汽車に乗せられて中国の奉天省興京県に連れて行かれた。そこには、日本軍1個連隊が駐屯していた。連隊長の名前は山本であった。興京県には、当時同楽館、興京館、春花館という「慰安所」があった。同楽館には8人、興京館には10 人、春花館には100 人余りの「慰安婦」がいた。「興京館慰安所」の管理人は日本女性で、名前を吉山と言った。私は興京県のそれらの「慰安所」で、日本兵を相手に恥辱的な性奴隷生活を強いられた。「慰安婦」たちは、「慰安所」の外へは絶対に出られず、1日の休みもなく午前10時から夜12時まで、1日20人もの日本兵を相手にしなければならなかった。「サービス」が悪いと死ぬほどなぐられた。「慰安所」の部屋は2人がやっと横になれるほどの小さなものだった。
証言者金泰花
証言者属性朝鮮人被害者
部隊名
資料タイトル踏みにじられた人生の絶叫
著者、公文書発信者など「従軍慰安婦」・太平洋戦争被害者補償対策委員会
公文書宛先
発行日1995
発行所「従軍慰安婦」・太平洋戦争被害者補償対策委員会
ページ92
出典備考
備考 『満州帝国分省地図』及びテキサス大学図書館公開地図に興京街、新賓(興京)がある。撫順市の東方である。現在の地図で同所は「新賓満族自治県」である。
テキサス大学図書館公開地図は次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/manchuria/txu-oclc-6614368-nk51-9.jpg
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